フリーランスにとって、老後の資金準備は重要な課題ですよね。退職金ももらえるわけではないし、年金も微々たるもの、、、フリーランスのデメリットとして、いつまで仕事がもらえるかわからないので老後が不安じゃないですか?
その対策として注目を集めている個人型確定拠出年金、通称iDeCoを始めてみました!
iDeCoをやっていない方にとって、実際にどの程度資産が増えるのか気になる方も多いでしょう。
本記事では、フリーランスである筆者が1年3ヶ月にわたりiDeCoを実践した結果、資産がどのように推移したかを具体的な数字とともに報告します。これから始めようと考えている方や、すでに始めている方にとって、参考になる情報をお届けします!(2024年10月の記事です)
フリーランス(自営業者)のiDeCoの上限は6万8000円
フリーランスや自営業者にとって、iDeCoは魅力的な老後の資産形成手段です。
その大きな特徴の一つが、他の職業と比べて高額な掛け金の上限額です。フリーランスや自営業者の場合、月々の掛け金の上限は6万8000円と定められています。
この金額は、会社員(企業型DC加入なし)の2万3000円や、専業主婦(夫)の1万2000円と比較すると、かなり高額であることがわかります。年間で計算すると81万6000円もの金額を非課税で積み立てることができるのです。
それだけフリーランスは不安定って周知されているってことですね、、
この高い上限額を最大限活用することで、フリーランスや自営業者は効率的に資産を増やすチャンスを得られます。
ただし、個々の経済状況や将来の計画に応じて、適切な掛け金額を設定することが重要です。必ずしも上限いっぱいまで拠出する必要はありませんが、可能な範囲で多く積み立てることで、将来のより安定した生活に向けた準備が可能となります。
iDeCoの上限のMAX 6万8000円を1年半かけてみた結果
掛け金は、始めた年は夫の方でも収入があり、節税対策のためMAXの上限額である6万8000円で2023年6月からかけてみました。
その間、毎月上限額である6万8000円を欠かさず1年3ヶ月拠出し続けた結果、資産は18万2607円増加しました!
具体的な数字を見てみましょう。1年3ヶ月の総拠出額は115万6000円(6万8000円×15ヶ月)でした。それに対して、現在の資産残高は133万8607円となっています。計算すると、18万2607円の増加となります。
この増加額は、約15.8%のリターンに相当します。
ただし、これには税制優遇による節税効果は含まれていません。実質的な利益はさらに大きいと言えるのではないでしょうか。
運用期間中、市場は上昇と下落を繰り返しましたが、長期的な視点で継続的に投資を行うことで、着実に資産を増やすことができました。
しかもほったらかしだったのでかけた時間は口座開設のときの1時間くらい。こちらの労働力が0でお金が増えるかつ、節税効果があるiDeCoは忙しいフリーランス(自営業者)と相性が良いです!
もちろん、これは私個人の経験であり、運用結果は市場環境や選択した金融商品によって変動します。
選んだ金融商品はeMAXIS Slimシリーズ
ちなみに選んだ金融商品はこちら。
■eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
■eMAXIS Slim先進国株式
■eMAXIS Slim米国株式
調べた結果、この3点が長期的かつ安定的な資産形成を目指す、iDeCoの性質に合致しているかと考えこの商品をチョイスしてます。
それぞれの特徴
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
特徴
- 最も広範な国際分散投資が可能
- 新興国市場へのエクスポージャーを含む
- 約50カ国、2,500銘柄以上に投資
リスク
新興国市場を含むため、やや高めのリスク
eMAXIS Slim先進国株式
特徴
- 主に北米、欧州、オセアニアの先進国に投資
- 新興国市場は含まれない
- 約20カ国、1,300銘柄以上に投資
リスク
全世界株式よりもやや低め、安定性重視
eMAXIS Slim米国株式
特徴
- 米国市場に特化した投資
- S&P 500の構成銘柄(約500社)に投資
- 世界最大の株式市場である米国への集中投資
リスク
単一国への投資のため、国別リスクは高いが、米国市場の安定性も考慮
選んだ金融商品eMAXIS Slimの損益・損益率
だいたいリターンは5~6%が一般的と言われているので、かなり良い年だっとかと思います。
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
損益:+60,059円
損益率:+15.8%
eMAXIS Slim先進国株式
損益:+60,061円
損益率:+15.8%
eMAXIS Slim米国株式
損益:+68,157円
損益率:+17.4%
最後に
この1年3ヶ月の経験から、自分への退職金と老後資金、節税対策のためにもiDeCoはフリーランスにとっておすすめです。
そのまま通帳貯金で寝かしておいて60歳になるのと、今から積立てて置くのではどのくらい変わるか計算してみましょう!
条件
年6%リターンで毎月68000円×20年
結果
- 総拠出額:68,000円 × 240ヶ月 = 16,320,000円
- 運用後の総資産:約34,069,000円
- 運用益(損益): 34,069,000円 – 16,320,000円 = 約17,749,000円
20年間の運用で、約1,775万円の利益が得られると試算されます。 初期投資額の約2.09倍になります。
投資なのでもちろんリスクもつきものですが、預金で寝かせておくより、ほったらかしでできるiDeCoをやった方がいいですよね。
始める際にはiDeCoは60歳まで引き出せないので、自分の家族構成や自分と子どもの年齢、資産状況と相談しながら金額を決めて始めるのが良いです!
最後までお読みいただきありがとうございました!